1923年に建てられた山崎蒸溜所は、ジャパニーズウイスキー発祥の地です。
「日本人の手で、日本の風土に合った、日本人に愛されるウイスキーをつくろう」という思いから生まれました。
そして今、シングルモルトウイスキー「山崎」は世界を魅了し続けており、特にアメリカやヨーロッパ、中国、台湾などでファンが増えています。
「山崎」は、ジャパニーズウイスキーを代表する素晴らしいウイスキーなのです。
厳選したモルト原酒のみで造り上げたシングルモルトウイスキーは、琥珀色で華やかな香りと、シンプルで深い味わいが特徴。
その品質の高さを実証しているのが、世界的権威のある酒類コンテストでの受賞歴です。
特に2003年のISCにおいて山崎12年が“ノーブル”とのコメントで高評価を得てからは、世界中のウイスキーファンより人気を博すようになりました。
山崎蒸溜所は、日本のウイスキーの父とされる鳥井信治郎氏、竹鶴政孝氏にとってのスタート地点でした。
1921年、山崎蒸溜所が立てられた土地を購入した鳥井氏は、「日本人が日本独自のウイスキーを造れないはずはない」という壮大な夢を持っていました。しかし、彼にはウイスキー造りの腕がその時点で備わっていなかったのです。
そこに現れたのが竹鶴政孝氏でした。
本場スコットランドでウイスキー造りを学んだ竹鶴氏は、ウイスキー造りへ同じ情熱を持っていた鳥井氏と意気投合し、共同でウイスキー造りを開始しました。そして5年後の1929年に初めてのウイスキーが誕生したのです。
山崎蒸溜所は、現在でも日本のウイスキー業界の先頭に立っている蒸溜所です。ウイスキーが大量に造り出され、ブームも去った今では大幅な成長は望めないながらも、新たなる世代の顧客獲得へ努めています。
また、山崎が建てられた地はパワースポットとしても名が知れています。かつて16世紀には千利休が茶室を建てたこともある名水の里です。
3つの川が合流している地点であり、良質な水と熟成に適した湿気が山崎のより良いウイスキー造りに大変貢献しました。
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