「北杜」は白州蒸溜所の原酒を使用し、独自の製法である「竹炭ろ過」を行っています。
竹炭ろ過製法は、炭焼き釜でつくった孟宗竹の炭の層に、熟成した原酒を通すことでスムーズで滑らかな味わいを生み出す独自の製法です。
(1998年に独自性の高い製法として特許を取得)
特徴は、独自の酵母や発酵槽、形状や大きさの違う蒸溜釜を使い分けることです。
北杜12年は、すっきりとした香味とマイルドな味わいで飲みやすさを追求。北杜50.5°は豊かな樽の香りが特徴で、口あたりの良い甘さを堪能できます。
北杜が製造されている白州蒸溜所は、1973年につくられたサントリー第2の蒸溜所です。
南アルプスの清冽な地下天然水に恵まれた、ウイスキーの仕込みには理想的な土地ですが、近年では仕込み水に利用されている地下水の水位低下や混濁が問題となっています。
サントリーのラインナップは主に「山崎」「響」「白州」などのブランド名で知られており、受賞暦も数多くあります。
2013年にはイギリスの世界的コンペティションにて「響21年」が世界のウイスキー部門の最高賞「トロフィー」を受賞しており、またサントリー酒類株式会社がディスティラーオブザイヤーを受賞しました。
そんなサントリーが2004年に発売したのが、「北杜12年」です。白州蒸溜所のある山梨県白州町が、合併により北杜市となったことを記念につくられました。
しかし、そのわずか6年後、原酒不足により2010年に販売終了となりました。
「北杜」の名前は、蒸留所の所在地(北巨摩郡白州町を含む山梨県北部7町村)が2004年に合併し、北杜市が誕生した記念として名づけられました。
ウイスキーを普段親しみのない人でも気軽に飲めるような飲み口になっており、飲みやすさにとことんこだわって造られています。
白州蒸留所の水墨画が背景となったラベルも特徴です。
北杜12年はすっきりとした味わいであり、花を想像させるような甘い香りが漂います。12年でこそ出せる熟成感は豊かであり、口当たりもなめらかで、ウイスキーを初めて嗜む人に最適な一品となっています。
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