富士御殿場蒸溜所は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまでを一貫して行う、世界でもあまり例を見ない蒸溜所。キリンディスティラリー株式会社が洋酒などを担当しています。
1973年に富士御殿場蒸溜所が完成し、製造が開始されました。富士山の裾野にある自然環境のもと、朝方に霧が出るこの地は最適な湿度を保ち、ウイスキーづくりに恵まれた気候風土にあります。
適度なミネラル分が含まれる、上質な雪解け水など天然の原料や資源を利用し、素晴らしい環境でつくられています。
北米産のホワイトオーク樽により、なめらかで、フルーティーな原酒が育てつのです
1972年、キリンとシーグラム社が共同でウイスキーの製造をするキリンシーグラム社が設立されました。しかし、その後キリンシーグラム社は解散し、「キリンディスティラリー」と社名も変更しています。ウイスキーが好きな人でなければ、キリン=ウイスキーとはなかなかつながり難いかもしれません。
富士山麓は、シーグラムの流れを生かした軽めの味わいが特徴です。1970年代は特に日本の消費者が和食に合わせられるウイスキーを求めたため、このウイスキーが完成しました。
しかし蒸溜所内でブレンド用の原酒を造らなくてはならないため、創業当時からタイプの違う3種類のグレーン、ピーティなモルトが造られてきました。
富士御殿場蒸溜所は一般の観光客にも開放しており、見学することができます。
富士山麓は十数年の貯蔵にも耐えられる木材を使用して誕生します。富士山麓 樽熟50°はアルコール度数がウイスキーの中でも高く、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして造られたウイスキーで、実際に飲むとバーボンのような味わいを感じます。
富士山麓 シングルモルト18年は、百貨店などでもなかなか見つけることができない、18年以上熟成させた原酒を用いた、高級志向のシングルモルトウイスキーとなっています。
現在、富士御殿場蒸溜所では新たに商品のリリースを行っていませんが、一部の商品は海外でも入手できるようになっています。
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