軽井沢の小さな蒸溜所が生んだこだわりのモルトウイスキーです。
浅間山の雪解け水が豊富にあり、冷涼で高湿な気候がウイスキーづくりにマッチしているとされ、1976年に国産初の100%モルトウイスキー「軽井沢」が誕生しました。
樽はシェリー樽、蒸留釜は小型のものを使うというこだわりで、小さな蒸溜所で少量生産ながら上質なモルト原酒がつくられています。
自然の恵みを授かりながらゆったりと熟成されていく「軽井沢」は、フローラルな香りと豊かな熟成感がとっても印象的な逸品です。
メルシャンの前身である大黒葡萄酒がモルトウイスキーの製造を開始したのが、1952年のこと。当初、この場所にはワイナリーがありました。
設立当時は、長野県塩尻市に蒸溜所を設置していましたが、より本格的なウイスキー造りを目指し、軽井沢に移転した経緯があります。
日本の蒸溜所としてはあまり見られない、単一のウイスキーのみが造られているのが特徴。その上、常に力強くてスモーキーなウイスキー造りを心がけており、原材料は原産地であるスコットランドでも今や入手困難なゴールデンプロミス種の大麦100%にこだわっていました。
長野県北東部、浅間山南麓の町「御代田」にある軽井沢蒸溜所は美術館に隣接し、この美術館はウイスキーの貯蔵庫としても使用されていました。しかし、美術館は2011年11月に、蒸溜所は2012年に閉鎖しています。
軽井沢蒸溜所は1955年から2011年11月まで稼動していましたが、2012年に完全閉鎖されました。
ポットスチルや他の設備も全てなくなり、ストックされていた商品も全て売り切れました。現在はオフィシャルボトルの販売も皆無であり、いくつかのボトラーからのみの限定販売という形でリリースされています。
希少性の高さと、その味わいで、再度評価されて世界的に人気が再加熱。現在は大変手に入りにくい銘柄となっています。
軽井沢蒸溜所の貯蔵庫は、世界的にも珍しい蔦で覆われている貯蔵庫でした。この蔦が温度と湿度をちょうど良く調整してくれる手助けをしてくれていたと言われています。
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