スコットランドで最も小さい蒸溜所であるエドラダワー。1825年に創業したこの蒸溜所は、パース州の保養地として知られるピトロッホリー近くの小さな村にあり、少人数でモルトウイスキーを生産しています。
製法は創業当時からほとんど変わっておらず、法律でも定められている最小のサイズのポットスチル(単式蒸留器)を使い、造り出されています。
この洗練された蒸溜所は、建物もクラッシックでかわいらしい造りとなっており、年間で7万人の訪問者が訪れるほどの人気を誇っています。
舌ざわりは滑らかで柔らかく、クリーミーな甘い口当たりは女性にも人気があります。しかし、生産量が少ないため、希少性は高いです。ぜひ、大切な人と大切な時間を過ごす時などに楽しまれてはいかがでしょうか。
エドラダワー蒸溜所は、スコットランドで一番小さな蒸留所です。1825年に、パースシャーの丘に建設されました。
創業当時は同じ土地にいくつもの蒸溜所がありましたが、今ではほとんど無くなり、現在でも多くの蒸留所を残しているスペイサイドとは対照的な姿となっています。
そんな中でも存続したエドラダワー蒸溜所ですが、1975年にペルノ・リーカルに買収され、その傘下に入りました。
製造方法もボトルの大きさも当時のまま変わりませんが、同社におけるエドラダワーの生産量はわずかとなり、年間に9万リットルほど。そのため、大変希少なウイスキーとなりました。
現在は2002年にインディペンデントボトラー大手アンドリュー・シミントンの傘下となっています。
エドラダワーは、あの夏目漱石も訪れたことのある有名な観光地です。蒸溜所の従業員のほとんどは観光客の対応に終われるため、生産部には3人しかいないと言うエピソードがあります。
100種類以上のブレンデッドウイスキーを造り出したことで知られる稀代の名ブレンダー、ウィリアム・ホワイトリーは、若年のころからエドラダワーに目をつけており、1925年にエドラダワー蒸溜所の権利を手に入れました。
彼がこの蒸溜所のモルトを使用して初めて造り出したのが、「ハウス・オブ・ローズ」でした。その後、さらに上質のウイスキー造りを目指したホワイトリーは、エドラダワーの原酒からキングス・ランサムを造り出していきます。
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